ISERROR と IFERROR の違い - エクセル(Excel)関数
※IFERRORは古いエクセルでは#NAMEとなり使えません
ISERROR関数とIF関数の組み合わせでエラー時の表示を変えますがIFERROR関数はIFERRORだけでエラー時の表示を変えることができます
・関数 | ISERROR(読み方 - イズエラー) |
・書式 | =ISERROR(テストする値) |
・内容 | 値がエラーかどうかをチェックし、TRUE または FALSE を返します。 |
・関数 | IFERROR(読み方 - イフエラー) |
・書式 | =IFERROR(テストする値,エラーの時の値) |
・内容 | 値がエラーかどうかをチェックし、テストする値が正しければそのまま表示、エラーの時はエラーの時の値を表示します。 |
ISERRORの使い方は
=ISERROR(
テストする値)
テストする値はエラーになるかもしれないセルを選択します
対象のセルがエラー時「TRUE(真)」
エラーではない場合「FALSE(偽)」を返します
エラーは結果が「#N/A」「#NUM!」「#VALUE!」などの場合です
「0」や「空白」「*****」などはエラーにはなりません
IFERRORの使い方は
=IFERROR(
テストする値,
エラーの時の値)
テストする値はエラーになるかもしれないセルを選択します
対象のセルがエラー時「
エラーの時の値」を返します
エラーではない場合
テストする値を返します
「ISERROR」と「IFERROR」の違いは
「ISERROR」は結果が「TRUE」または「FALSE」になり
「IFERROR」は結果が「
テストする値」か「
エラーの時の値」になります
ISERRORは結果セルに「TRUE」または「FALSE」を表示しますから
ISERRORを単体で使うことはあまりありません
IF関数と組み合わせるのが普通です
例題)簡単にエラーを出すため
VALUE関数を使いました
=VALUE("10") 結果 10
=VALUE("10円") 結果 #VALUE!
=IF(ISERROR(
VALUE("10")),"",
VALUE("10"))
結果はVALUE("10")の結果で「10」になります
=IF(ISERROR(
VALUE("10円")),"",
VALUE("10円"))
結果はVALUE("10円")の結果が#VALUE!なので空白になります
上記のようにIF関数とISERROR関数を組み合わせることで
IFERROR関数と同じ使い方になります。以下は同じ結果になります
=IF(ISERROR(
VALUE("10")),"
エラーの時の値",
VALUE("10"))
=IFERROR(
VALUE("10"),"
エラーの時の値")
違いは
IFとISERRORの組み合わせでは
エラーの時の値と
エラーではない結果を選べます
IFERRORは結果がエラーの時だけ
エラーの時の値を選べます。
エラーではない場合は
テストする値が表示されます
以上 「ISERROR」と「IFERROR」の違いでした
ISERROR、IFERROR 関数と組み合わせてよく使うエクセル関数
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