COUNTIFS(カウントイフス)エクセル(Excel)関数
COUNTIF関数は条件に一致した行の個数を数えますが、COUNTIFS(カウントイフス)は、複数の列の条件が一致している行数を出すことができます
・関数 | COUNTIFS(読み方 - カウントイフス) | |
・書式 | =COUNTIFS(範囲,検索条件,範囲,検索条件・・・) | |
・内容 | 複数の検索条件を満たすセルがいくつあるかを求めます。範囲と条件の組み合わせで最大127組指定することができます | |
使い方
通常セルの個数を数えるのは「COUNT」関数
複数条件を指定するのは「IFS」関数
この2つがくっついたのが「COUNTIFS」関数です
例)=COUNTIFS(
B3:B14,
"8月28日",
C3:C14,
"支出")
エクセル表サンプル
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A |
B |
C |
D |
E |
F |
1 |
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2 |
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日時 |
分類 |
内容 |
金額 |
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3 |
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8月10日 |
支出 |
通信費 |
10,800 |
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4 |
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8月13日 |
支出 |
外食 |
3,150 |
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5 |
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8月15日 |
支出 |
通信費 |
6,755 |
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6 |
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8月15日 |
支出 |
外食 |
4,000 |
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7 |
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8月20日 |
支出 |
定期代 |
5,500 |
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8 |
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8月20日 |
支出 |
外食 |
2,100 |
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9 |
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8月22日 |
支出 |
外食 |
2,100 |
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10 |
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8月25日 |
収入 |
給与 |
354,570 |
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11 |
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8月27日 |
支出 |
家賃 |
120,000 |
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12 |
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8月28日 |
支出 |
外食 |
4,200 |
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13 |
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8月28日 |
支出 |
電気代 |
12,545 |
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14 |
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8月28日 |
支出 |
外食 |
2,100 |
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15 |
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例)8月28日の支出の数
=COUNTIFS(
B3:B14,
"8月28日",
C3:C14,
"支出")
結果:3
※
結果が0になる、見つけてくれない場合
検索条件は完全一致のセルでないと呼び出してくれません
範囲か
検索条件が"支出"でなく
"支 出" ← 文字の間に半角スペース
"支出 " ← 文字の後ろに半角スペース
" 支出" ← 文字の前に半角スペース
半角スペースが1つあるだけでも一致したセルにはなりません
検索条件の数式を間違えることはあまりないと思われるので、
範囲の文字列に半角スペースなどが含まれていないか、含まれていたら検索条件に指定した文字以外は削除します
※
結果が0になる、日時を呼び出している場合
2通りが考えられます
=COUNTIFS(
B3:B14,
"8月28日",
C3:C14,
"支出")
1つ目:
範囲が文字列で入力されている場合
検索条件は「8月28日」を探しているわけではなく
「8月28日」のシリアル値を検索します
8月28日 表示が日時の場合:「8月28日」
検索しているシリアル値:「43705 」
したがって
範囲が文字列で「8月28日」と入力されている場合
「8月28日」という数字と漢字なので一致しません
対応策:
範囲の表示形式を日付の8月28日を選択して日付で打ち直します
2つ目:
範囲の「8月28日」が今年ではない場合
何かの表や去年から使いまわして日付をコピーした場合
「8月28日」が実は「2017年8月28日」など今年ではない場合
検索条件の「8月28日」は今年なので一致しません(条件の年号を省略すると今年になります)
対応策:セルをクリックして見ると年号も表示されるので今年に直します
また検索している関数がTODAYやNOWの場合
TODAYもNOWも表示を日付にすれば「11月21日」ですが
シリアル値が違うので一致しません
=NOW() 45617.697488426
=TODAY() 45617
NOW()は小数点以下に時間を表示しています
今日を検索するにはNOW()ではなくTODAY()を使います
COUNTIFSとよく使うエクセル関数