CONCATENATE(コンカテネイト)とSPILL(スピル)

CONCATENATE(コンカテネイト)とSPILL(スピル) - エクセル(Excel)関数

新しいエクセルではSPILL(スピル)機能が追加され、CONCATENATE(コンカテネイト)の使い方が大きく変更されました。
古いエクセルでCONCATENATEを使っている場合新しいエクセルでは#SPILL!エラーになります

・関数CONCATENATE(読み方:コンカテネイト)
・書式=CONCATENATE(値1, 値2, ...)
・内容値1、値2……と値を結合します
最大で255個の項目、合計8,192文字の制限があります
CONCATENATEで範囲を指定するとSPILLで縦や横のセルのその範囲が表示されます
「&」や「CONCAT」は個々のセルや範囲指定したセルを1つのセルに表示しますが、「CONCATENATE」は個々は1つのセルに、範囲指定はセルが縦や横に範囲で表示されます

CONCATENATE

セルB8)=CONCAT(B2:F4)
セルB11)=CONCATENATE(B2:F4)
セルB16)=CONCATENATE(B2,C2,D2:F4)

また、離れた範囲指定を指定した場合その範囲が結合されます
CONCATENATE

普通に結合する場合
セルD2)=CONCATENATE(B4:B8,C4:C8)

間に半角スペースを入れる場合
セルE2)=CONCATENATE(B4:B8," ",C4:C8)

1つのセルを全部に結合することもできます
CONCATENATE

B2のセルを先頭にすべてを結合する場合
セルE4)=CONCATENATE(B2," ",B4:B8," ",C4:C8)


#SPILL!エラーが表示されている場合

古いエクセルでCONCATENATEで結合していた場合、表示されるスピル範囲内に入力されたセルがあると「#SPILL!」と表示されエラーになります
CONCATENATE

セルE4)=CONCATENATE(B4:C4)
  ・
  ・
セルE8)=CONCATENATE(B8:C8)

SPILL機能で結果がF列に表示されるのでF列に何かが入力されていると「#SPILL!」と表示されます

CONCATENATEで#SPILL!が出ている場合の対応策

=CONCATENATE(B4:C4)の
「CONCATENATE」を「CONCATE」に変更することで改善されることがあります
(シート内に大量にある場合は[Ctrl」+[H」で「CONCATENATE」を「CONCATE」に置換します)

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